Flâneur 遊歩者

リトルプレス Flâneurのこと

熊踊りの魅力

ブルガリアのスルヴァ仮面踊り国際フェスティバルの取材で参加している様々な国や地域の装束で特に共通して多く見られたのが「熊」です。

国や地域によって熊の姿はスマートだったり、モコモコしていたり、たまに白熊もいたり……熊装束だけでFlâneurの特集ができるくらい多様でした。

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その数の多さから「日本のアイヌを含めどうして様々な国で熊が神聖化されているか」が今まで以上に気になるようになりました。更にアイヌイオマンテ(熊の霊送り)に関して友人に勧められて読んだ、瀬川拓郎著「縄文の思想」で書かれていた説があまりにも以外なルーツだったので(ネタバレになるのでここには書きませんが、気になる方は是非読んでみてください)益々興味が湧いてきました。

さて、熊装束と言えばわたしが一番好きなのはルーマニアの有名な熊踊りJocul urșilorです。スルヴァ仮面踊り国際フェスティバルにもルーマニアから熊装束の参加がありましたが、本場ルーマニアの様な熊大集団での参加は見当たりませんでした。たくさんの熊が魔除けの赤いタッセルをつけ列をなして独特のお囃子で踊る姿がなんとも魅力的です。これを見るには新年のルーマニアを旅するしかないのです……いつか新年をルーマニアで迎えたいものです。

 

Ursul de la Leorda -Comanesti Bc.-28.12.2016

ただいまブルガリアで取材してきたクケリの記事を執筆中です。2019年1月に発行予定です。その間みなさんに忘れられない様に、引き続きこのブログで少し話を脱線しながら近況をお知らせします。よろしくお願いいたします。

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編集部(ま)